2017年6月アーカイブ

電子式ガスライターの圧電素子交換

結論、着火しなくなった電子式ライターの圧電素子は、割と簡単に交換可能である、ひいてはターボライターやっぱ最強、という話。

放電するための圧電素子は金属とセラミックを衝突させて電気を起こしているため、ジッポーのフリントとやすりのように結局のところ消耗する(圧電素子部品を分解してみたら衝突により生じたであろう粉が見れた)。圧電素子は部品として、100円ライターからジッポーケースに入れるタイプのものまでほぼ同じで、圧電素子を交換すれば再生できる。要はガスを使い切った電子式100円ライターを分解して圧電素子部品を取り出し、お気に入りだった着火しなくなったライターに移植したら復活し、また使い続けられる(かも)、という話である。

ガス補充可能なものや100円の電子式ライターを分解して見た、あるいは分解もせず眺めてみた限りの知見に基づいて、試してみた話と考察による。そもそも構造的に火花が飛ぶべきところ以外(配線の途中でケースとの間)で飛んでしまいがちな欠陥を持つものもあったので、それにはまた別の処置が必要になるだろう(そういうのは長く使うには諦め方がいいのかもしれない)。また、交換した後の耐久性については、まだ時間が経っていないため、またいつかそのうち。

このタイプのライターは大抵分解できる。分解方法は基本的に見れば分かる程度。ネジを外す、ピンを外す、ツメを外すとかそんなもんだ。どうせ付かなくなってしまったものなので、分解してみればいいだけの話。

圧電素子部品のコアの部分はサイズ的に同じなようだが、次に挙げる差が見られた。まず大きく分けて、正立型と倒立型(たぶんこっちが新型)がある。正立型には押す側の長さ、押される側の底のゴム部品、導線の長さ3点に違いがあった。そして、正立型の欠点、おそらく最も大きな目的として、導線途中で意図しない放電が起きてしまう事象を解消するために、倒立型が出てきたと推測する。

今回修理したいのは、触媒が装備されていてガスが勢い良く出る、風に強い所謂ターボライターと呼ばれるやつである。ターボライターには正立型しか見られなかった。倒立型は、押すときに「圧電素子の発電部分+短い導線」をガス噴出口に近づけていく構造になっていて、放電する端子部分がガス噴出口付近で上下できるスペースが必要である。そのため、ガス噴出口がセラミックで囲まれていて、触媒も装備されている構造のターボ型では採用できないのであろう。

正立型の押す側の長さには、2種類を確認したが、短いものは一つだけだったので、もう見ることはないのかもしれない。100円ライターに短いタイプは見られず、今回修理したいものにも短いものはないので、もう忘れることにする。

押される側の底のゴム部品はライターに合わせて厚みが違うようなので、元々装備されていたゴム部品はとっておいた方がよさそうだ。見たところ、ただのゴム板だったり、押される(叩かれる)側の金属っぽい部品全体を覆う靴下のようなものだったりするので、交換・調整も難しくはないと思うが。

最後に導線の長さである。ターボライターの火元側には放電用の端子が埋め込まれており、そこからも導線が伸びている。火元側の導線に、圧電端子側の導線を接続できる長さに調整すれば良い。接続には厳密に接続する必要はなさそうで(数千~1万ボルト程度の電圧で放電するため?)、特に半田や端子同士を捩じって繋げることはしなくて良いようだ。

ちなみに、圧電素子部品だけ売っているかどうか、ちょっとだけググってみたが、科学実験部品的な扱いで200円で売っているところを一つだけ見つけた。うん、100円ライターをその辺で買って来い、ってことだね。

100円ライター以外にもそれなりにいろいろ使ってきた。燃料としてガスかオイル、着火方式としてフリントストーンか圧電素子、それ以外に電池+ニクロム線のもの、オイル+フリントストーンのマッチ型のものなどを使ってきた。その中で、ただ単に愛着が湧くものや機能的に優れているものなど、使い続けたいと思うものが現れるが、寿命を迎える時が来る。そんな時に直せるかどうか、というのは、やはり大きい。

燃料や着火材の減り具合や補充のし易さ、対風性、加えてメンテナンス(再生)性において、ガス+圧電素子+ターボの組み合わせが現状最強、ケースはお好みで(ジッポーのケースに入れられるやつ、たばこの箱に収まるやつ、釣りの時にも使える耐水性のあるやつ)、という話でした。

書いてて面倒になったので、写真は載せないw

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