災害時に通信が遮断されても帰宅できるよう、Google MapデータをAndroid端末にローカル保存してオフライン利用できるようにする

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大雑把な手順は、PC上でMobile Atlas CreatorでGoogle Mapから地図データを作成して、Android端末に転送し、Big Planet TracksやRMaps、OruxMapsで閲覧する。

作業環境:PC(Ubuntu 10.04)、Nexus One(Android 2.2)

※Mobile Atlas CreatorはJavaアプリで、Windows、Macでも動作するらしい。旧名、TrekBuddy Atlas Creator

※2010/11/16現在、Big Planet TWは、Big Planet Tracks 2.0a。改名した模様。

 

追記:2010/11/16

最近GISに関して調べているので、Androidアプリも再調査。オフラインのGoogle Map表示アプリが増えてきているようだ。

Big Planet TracksとRMapsは仲良しなようだ。Big Planet Tracks作者はRMapsの方が更新が頻繁なのでRMapsを推奨してるww

RMapsはデフォルトのオフラインマップをBigPlanetにしてるし。

OruxMapsは高機能。オフラインファイルの作成はやはりMobile Atlas Creatorを使う模様。

BlueToothのGPSや心拍計も対応するとか、GPSログを取るとか、オンラインマップをキャッシュするとか、KMLをサポートするとか、かなり高機能。

OruxMapsが本命になりそうだ。

 

1. Android端末にBig Planet TracksやRMaps、OruxMapsをダウンロード&インストールする。

Big Planet Tracks:http://code.google.com/p/big-planet-tracks/downloads/list

RMaps:Androidマーケットから

OruxMaps:Androidマーケットから

 

2. PC上にMobile Atlas Creatorをダウンロードする。

本家サイト:http://mobac.dnsalias.org/

ダウンロードサイト:http://sourceforge.net/projects/trekbuddyatlasc/files/

※2010/11/16現在、Mobile Atlas Creator 1.8 正式版

 

3. PC上にSqliteJDBCをダウンロードする。

http://www.zentus.com/sqlitejdbc/

※sqlitejdbc-v056.jar をダウンロードした。

 

4. PC上にMobile Atlas Createrをセットアップする。

ダウンロードしたMobile Atlas Createrのzipファイルを展開する。

展開したフォルダにSqliteJDBCのjarファイルを移動する。

 

5. PC上でMobile Atlas Creatorを起動する。

展開したフォルダ内のMobile_Atlas_Creator.jarを右クリックして、OpenJDK Java 6 Runtimeで開く。

mobile_atras_creator.png

 

6. Mobile Atlas Creatorの設定

「Map source」で「Google Map」を選択する。

プロキシの設定が必要な場合は、「Setting」の「Network」で設定する。

 

7. マップデータを作成する(1) ~ 作成したい範囲を選択する

マウスのスクロールボタンで地図を拡大/縮小したり、地図上をダブルクリックして拡大とか、画面左上の「Select entered coordinates」ボタンを押して選択範囲を中央に表示するとかして、必要な範囲を表示する。

そしたら、ドラッグして必要な範囲を選択する。

 

8. マップデータを作成する(2) ~ マップを保存する

「Zoom Levels」で必要な縮尺を選択し、「Atlas Content」の「Name」で名称設定し「Add selection」で選択範囲を追加する。

※選択範囲は複数追加できる様子。

 

「Saved profiles」で名称設定(後述の[mapname]となる)して「Save」ボタンを押すと、マップを保存出来る。

 

9. マップデータを作成する(3) ~ マップをAndroid端末向けにエクスポートする

「Atlas settings」でファイル形式を選択しする。

 Big Planet Tracks、RMapsの場合:「RMaps SQLite」

 OruxMapsの場合:「OruxMaps Sqlite」

「Create atlas」ボタンを押すとエクスポートが開始される。

エクスポートが完了したら、ダイアログの「Open Atlas Folder」ボタンでエクスポートしたファイルを表示できる。

エクスポートしたマップファイルは下記フォルダに保存されている。

Big Planet Tracks、RMapsの場合:ホーム・フォルダ/atlases/[mapname].sqlitedb

OruxMapsの場合:ホーム・フォルダ/atlases/[mapname]_yyyy-mm-dd_hhmmss/[mapname] (フォルダ)

 

10. エクスポートしたマップファイルをAndroid端末の下記フォルダへコピーする。

Big Planet Tracks、RMapsの場合:/RMaps/maps/[mapname].sqlitedb

OruxMapsの場合:/oruxmaps/mapfiles/[mapname] (フォルダ)

 

11. Androidアプリでマップファイルを開く。

Big Planet Tracks:メニュー→More→SQLite Database→[mapname].sqlitedb を選択

OruxMaps:Browse maps→select a map→[mapname]

 

以上