家を建てている頃のことである。
住宅メーカーの人から、ベッド2ついらないかという嬉しい申し出があった。
どうやら建て売りの展示物件を売りに出すとかで、展示用家具を処分するとのこと。
ところがこのベッドのヘッドボードがない。
アホなインテリアコーディネーターが外して捨ててしまったとか。
まあいいやと、貰って来たがそのままにはしておけない。
というわけで、へッドボードを作った。
白い枠は、2×6材の角を落として白く塗ったものである。
枠内の板は、フローリング材の余りである。
そう、私のDIYは、捨てられる運命にあった新築時の余りの材料を活用するという、リサイクルの一環でもあるのだ。
新築時の余りの材料としては、フローリング材、巾木、タイルがたっぷり、水回り用のパネル、軒裏用ボード、ベニア、笠木、窓枠、雨樋などである。
それから、隣の実家の建て換え時に出たフローリング材の余りもいただいてある。
材料であふれていて、これが「早よ作れ」、「片付かない・・・」という無言のプレッシャーにもなっている。
そんなプレッシャーを受け、金銭的節約も考えてのDIYは必ずしも楽しくはない。
半分くらいは仕事な感じだ。
だが妻は、一切が趣味だと思っている。
しかも、そんなに喜びもしない。
テンション下がる・・・。
だが、来客のあったときには、我が作品を紹介してくれる。
反応は薄いが、それなりに評価してくれているのかもしれない。