3.無知の知 【子らへ】

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「無知の知」とは、「知らない」ということを「分かっている」ということである。
「知ったかぶり」はいかん、ということだ。

知らない、分からないからといって恥ずかしがってはいけない。
自分で調べてみても分からないことがある。そんな時には教えを請うことも必要である。
ここで肝心なのは、調べてから、考えてから教えを請うということだ。
特に他人にいきなり教えてと言ってはいけない。それは不躾、失礼というものだ。

何についても未解明なこと(誰にも答えが出せないこと)はある。
だが、分からないことは分からないでいい。
分からないからといって、神仏のせい/おかげとするのはいただけない。

何かにすがりたくなることはあるだろう。
特に大人になってしまうと、教えてくれる人も減り、改めることも難しくなる。
だからこそ、若いうちにいろいろと学び、考え、経験したほうが良い。
そして、そのプロセスを学ぶのだ。要は、調査、計画、実行のやり方・進め方を身に付けるのだ。
大人になっても、それが必ず生きてくる。